
チェロキーがあるって言ったから借りたのに、、、まぁ、いつものこと、アメリカ
でもエクスプローラーは思いの外足まわりも固く、全然悪くなかった
空港からはまず「ここ」のタイ古式に直行して体をほぐし 次に向かったのが上の Rainbow Grocery
僕の知ってるローカル色の強いオーガニック系スーパー、LAの Erewhon、ハワイの Down to Earth などと比べたら群を抜いて規模と品揃えが凄かった
全米で最もグリーンな都市ランキング一位はポートランド、二位はサンフランシスコ
市民のグリーン・コンシャスなライフスタイルをバックアップするにはこういったお店は必要不可欠なのだろう

ロサンゼルス/シアトル間は何度か車で往復していたが、ナパ・ヴァレーは完全にスルーしてきたので、ちゃんと訪問するのは今回がお初
でも、ナパの魅力はこの歳にならないと分らなかったであろうからスルーしてきてある意味正解
ダウンタウン・サンフランシスコから車で二時間ほど北上し、日没直前にナパ入り
チェックインだのなんやらを済ませ、夕飯に出かけることに

米国一予約の取れないお店「フレンチ・ランドリー」のオーナー・シェフトーマス・ケラーの
気取らないアメリカ家庭料理が食べられる店「アド・ホック」
こちらも予約が取れなかったが、一人だったので20分ほど待って難なく席に着けた
待っている間隣にいた40代後半のアジア系アメリカ人女性、かなりの常連さんのようで
店員のほぼ全員が挨拶にきてはハグをして、ちょっとした会話を交わしてと
ただの常連というよりは、大切なお得意様といったご様子
カップルが発ちカウンター席が空いたので、僕とその女性がそこに掛けることになった
程なく彼女の方から声をかけてきてくれ、互いの緒事情をざっくりと把握すると
共に食に興味が多いにあることが分り、話題はもっぱら食べ物中心となった
ナパ・バレーは全米屈指のグルメタウンで、2011年のサンフランシスコ&ベイエリアの
ミシュランガイドには、ナパにある小さな町、ヨントヴィルが
人口に対してミシュラン星が世界で最も密集しているエリアと記している
今回の旅の目的の一つは、そんなナパで美味しいご飯をたくさん頂くこと
10日間の滞在で一日二食ちゃんと食べたとしたら計20食ほど
行きたい店全てに行くことは不可能なので、フレンチ、カリフォルニア・キュイジーヌ
ニュー・アメリカン、ヴェトナミーズ、ベジタリアン、インディアン、等のジャンルを
ほどよくミックスしたリストを、地元の人の高い支持を得るサンフランシスコ
クロニクル紙のWEB版/SFGate のフードセクションや、ザガットサーベイと
食べログを足して二で割ったような米人気サイト、Yelp などを参照に作っていき
後は現地に着いてからリアルな人の声を参考にしようと思っていた
偶々隣に掛けたヨントヴィル在住のその女性は、ナパの食事情にかなり精通していた
彼女の個人的見解や、彼女周りの食通の間での定説的な話しなど、やはり
地元の人の生の声を直接聞くというのは、ネットでの情報収集とは内容も行いも
まるで異なるものと再認し、結果、様々なデータを相対的に捉えることが出来
行きたいスポットの選別にも多いに役に立った
話しが進めばご飯も進み、結局彼女とはデザート後のお茶までしっかりと共にし
初対面の人との食を通したコミュニケーションが、思いもよらぬ充実した一時をもたらした
と、これが自分のナパでの初の、食体験となる
