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Title: カツオのたたき 風 竜田揚げ

シリーズ、フランコ・ジャポネ
和の食材をフレンチの技法を用いて調理したフュージョン料理
の、二回目の実習で作った「バジリコと生ハムを巻いたカツオのたたき風」

カツオの筋や血合いを取り、卵白をといて糊代わりに薄く塗り、バジルを乗せて生ハムで巻き
表面を焼き固めた後のルポゼ(寝かし)を長くしてしまったため
予定よりもカツオに若干火が入ってしまった
ので、家に持ち帰り一日おいて、カツオの竜田揚げにフュージョン戻し
が、あくまで料理の方向性はそのままに

例えば、つけ汁はニンニクとショウガの擦りおろしとしょう油の代わりにバルサミコ
カツオを薄切りにし30分ほど浸け、片栗粉をまぶし、オリーブオイルで表面だけサッと揚げた

ソースは実習で作ったのとほぼ同じもの
冷凍しておいたフォンドボライユを温めバルサミコを入れ酸味を飛ばし
タイム、エシャロットのシズレ、赤緑ピーマンのブリュノワーズを入れ
トマトはモンデしてペタルにし、大きめのブリュノワーズにしてサーブ直前に入れ
塩コショウでアセゾネ(味付け)
飾り用のバジルも実習と同様、140℃のオリーブオイルで揚げサクッとさせた

生ハムが巻いてあるのと味付けがバルサミコベースというのもあり至って洋風
が、白いご飯と食べると、やはりいつものあの竜田揚げの感じ
というアフターテイストが最後に残る

もちろん人は食べ物を舌で味わうが、その情報網を集積して結論づけるのはやはり脳
味覚とはその人の過去の歴史から成り立つもの、舌はあくまで他の五感同様補完的ツールなるもの

フュージョン料理
素材や調理法などの、その「組み合わせの妙」が最終的に印象に残るもの
であるべきなのか、なのか

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