ハードディスクレコーダーに登録してある単語を含んだ番組は自動的に録画されるように設定してあり
単語繋がりというだけでアトランダムにアーカイブされる見慣れない番組群の中
役に立つ情報が含まれていることも稀に
朝の某番組、落合シェフが生放送で実演料理し、ゲストがそれを試食/コメントするといった内容
この日のメニューはペペロナータ(パプリカの冷製パスタ)
イタリア語でパプリカのことをペペローニといい、調理するとペペロナータとなる、や
冷製パスタは日本生まれのもので、最近では本家イタリアにも逆輸入され始めている、など
落合シェフの軽快なトークと確固たるスキルによって仕上げられていく
これを食べたゲスト皆が皆、一口ごとに美味しい美味しいホントに美味しいを連呼、連呼
遭難事故から三日後に奇跡的に生還して最初に口にしたものがこれ、みたいなリアクション
面白いくらいに美味しそうに食べていたので自分も作ってみることに
材料:一人分
パプリカ 赤黄各1
トマト 大1
にんにく 1/2片
塩コショウ 適量
赤ワインヴィネガー 大1
ハチミツ 適量
オリーブオイル 適量
バジル 適量
カペリー二 80g
作り方:
パプリカを250℃のオーブンに30~40分入れ、皮をむき種を取り除く、汁*は捨てない、身は細切り
トマトをモンデ(湯むき)して種とゼリー状の部分も取り除く、身は細切り
上のもの(汁*も)をボールに入れ、ニンニクの擦りおろし、塩コショウ、赤ワインヴィネガーを入れよく混ぜ
ハチミツ、最後にオリーブオイルを少量ずつ汁気と乳化させながら加え、冷ましておく
パスタは表記時間より20秒長く茹で、氷水にあて水気を切り、布に包んで遠心力で更に水気を切る
皿に盛ってソースをかければ出来上がり、好みでバジルを飾る
確かに美味い、パプリカはオーブンで焼いて食べるのが一番だし、冷製パスタとの相性も抜群
ソースの甘味、うま味、酸味と、カペリーニの喉越しは今の季節にもばっちり
そして、落合シェフのは自分のよりも遥かに美味しいのであろうが
これはあの場で、あの空気の中で食べていたら更に美味しかったのだろうと
食べ物は味はもちろん、その場の雰囲気や係わり合う人によって大きく変わるもの
みんなでワイワイやって何を食べたのか覚えてないくらいに楽しんだのであれば、それは
その料理の最高の評価ともいう
レストランは味が4割、雰囲気が6割 by ジョエル・ロブション