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September 2008  Back to Top
into the light

最近は一眼レフ(この場合デジタルのそれ)の価格も大分手頃になり
機能的にも日常的に使うには十分過ぎるくらい
仮に今レンズとボディを一式揃えるとしたらどの辺りを狙うか

スペック的にはどのブランドも似たり寄ったりなので
中古マーケットがどれだけ充実しているかなど
それくらいしか品定めする基準がないようにも見える

デジイチ(デジタル一眼レフカメラ)
一般コンシューマーにモデル間にどの様な差違があるかなどは
あまり興味の対象ではないのか
ちょっとでも上位機種を買っておけばまあ安心と
あっても使わない機能満載のフルスペックモデルを買ってしまうのは
最近では二十世紀型の買い物とでも区分されるか

時代も変わり、無駄を省いて身の丈のものをスマートに
という視点で狙うのであれば、現行最下位機種の中古品はどうか
キャノンだったら Eos Kiss X、ニコンだったら D40
レンズは28mmか35mmのF2 辺りが無難
ボディもレンズもそこそこの程度の中古で揃えれば
4〜5万円台で数年前のフラッグシップモデルと同じクオリティのイメージを記録することが可能に

コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)からデジイチに替えるだけで
レンズの構造とイメージセンサーの拡大で描写は飛躍的に向上する
最下位のデジイチと最上位のコンデジの画質の差は
町場のラーメンと高級カップ麺の差くらいであろうか
粉末スープと乾麺には背伸びの限界というものがある

スペックがある程度まで上がってしまったデジイチ市場
その後どう進化させていくかとなったとき、感度の向上といった技術的な進歩以外で
カメラの構造を抜本的に見直した新たな規格、フォーサーズが生まれた
今までのデジタル一眼レフは銀塩カメラのレンズを流用できるように
カメラ全体の構造が35mmフィルムカメラのそれをそのまま継承していたが
もっとデジタル写真に特化したカメラ/レンズ郡を創製しようということで
イメージセンサーのサイズに合わせてあらゆる箇所を縮小化、軽量化、簡素化させた
デジタルフォトグラフィーの新鋭システムのことで
コンデジの様に普段使いできるコンパクトな一眼カメラというニュージャンル
オリンパスとパナソニックが牽引し、賛同メーカーもどんどん増え
これから一般コンシューマーにも注目されていくはず

そこから更に進展させた規格、マイクロフォーサーズがいま最も業界を賑わせている
フォーサーズは一応一眼であった為、一眼たる所以のファインダーを要する構造であったが
更なる縮小軽量を図り、シャッターをきる度に上がり下がりするミラーユニット一式を潔く省き
トレードオフにより得られた、最も簡略化されたレンズ交換式デジタル写真撮影システムのこと
ライブビューオンリーにしたところで写りには何ら影響はないので
(追記:後に電子ビューファインダーたるものが現れこの点も克服)
携帯性を重視しながらもレンズ交換式の描写と多様性をという
これからのデジタル写真ライフスタイルを示唆する最も充実していくであろう規格

どんなカメラであれ、選んでる時間もまた楽しいもので
ゆっくりと時間をかけて選び抜き、自分に合った一台を探し当てたいもの

2008-09-09_17-57-02.jpg
M8

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