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June 2008  Back to Top
one california night in 渋谷

「one california day」というサーフカルチャーを中心とした

カリフォルニアのライフスタイルをフィーチャーしたドキュメント映画を観てきました。

観る前に公開している劇場をネットで探そうとしていたんですが

映画のタイトルがどうも思い出せなくて

「カリフォルニア 渋谷」で検索していたら

「cafe sushi」?という件名がやたらとヒットしてきて

気になっちゃったので映画はそっちのけで軽く調べてみることに、笑。

どうやらそこは渋谷に店を構える、カリフォルニアスタイルの鮨屋、ということが判明。

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ふと思い浮かんだのがLAで過ごした大学時代によく行っていたスシバー。

店の奥では実はチカーノとかが握ってそうな、

カリフォルニアロールみたいな創作ロール系が充実してそうな、

chicken teriyaki comboとかassorted tempura specialとかまであって、

何故かsixteen candleのlong duc dongみたいなやつがレジを打ってそうな、

そしてアメリカナイズドされたというより

カリフォルニアナイズド?された

そんなスシ屋、、、、。

当時は学生だったということもあってお金もなく

そういう処でとにかく安く沢山食べられる、というのが何よりも魅力でしたので、

よくみんなで食べに、というかパーティーしに行ってました。

おちょこに冷酒をなみなみと注ぎ、おちょこごとビールジョッキの中にそっと落とし入れ、

ヒロシマボーム!とか言って、

誰が考えたのかあまり笑えないかけ声と共に一気飲みしたりして、、、

意味なく盛り上がっていました、学生なのでという口実のもとに、、、。

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渋谷の「cafe sushi」です。

ちょっと調べてみたらどうやらそのお店、

僕の想像通りの、僕の期待するところの、国内では極々希な、

「カリフォルニアナイズドされたスシ屋」でしたみたいで、

そんな僕好みな、スシカルチャーの逆輸入的なお店を発見し

これは、と思い、

そこでカリフォルニアロールを食してから

それから「one california day」を観に行くのが道理なのでは?って、笑

そう思ってそつなくこなしてきたんですが、

でもそれって「パンツの穴」と「マルコヴィッチの穴」の二本立てを観るような

そんな感じなの??って嘲笑われ、、、、笑(JNX)

僕の中では単にカリフォルニア繋がりだから、というだけではなく、

もうちょっと両者の接点/流れは複雑に、僕個人の情緒的な記憶の中にあり、

あるいは懐古趣味的といった、そういったイメージだったんですけど、、、。

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で、実際にお店に入ってすぐに嬉しくなっちゃいました、笑。

どことなくインチキくさくてオフビートな内装から

さりげなさを装いつつも確信犯的に流れてる80-90's Top 40系のアメリカンポップス、

これぞ正しく、と言わんばかりの王道メニューのラインアップからそのダイナミックな味付けまで、

細部にまで渡ったブレのない忠実な再現度は期待を大幅に上回っていたのです。。。

それも又カリフォルニアナイズドされた僕の杓子定規的な観点から見て、という話なんですが、、。

(S&Bの緑の缶に入ったあの粉ワサビは再現していなくて助かりましたけど)

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決しておしゃべり好きとは言えなさそうな職人気質の大将と、

そこの店を開けるまでの経緯とか、カリフォルニア米と日本のお米の違いとか、

僕がどうしてその店に辿り着いたのかとか、そういう話を一通りしながら食べて呑んで、

土曜の稼ぎ時であろうプライムアワーに何故か空いているのが若干気にならなくもない

時空の歪んだアーバンシティのエアポケットの様なその店のカウンターで、

映画の上映時間までのつかの間を堪能、、、、、、、

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店の外に出たら目の前にはウィルシャー・ブルヴァード。

右に行ったらサンタモニカ、左に曲がれば405。

淡いオレンジ色に輝くシティライツの下

オンボロのエルカミーノなんかが停めてあってもおかしくなさそうな、

呑み過ぎないように気を付けてないと、そんな情景すらフラッシュバックしてきそうな、、。

でもそこは宮益坂を上がって、246の手前を、、、って、渋谷のド真ん中。

安心もしましたけど、ちょっとがっかりもしました。。

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そんな、言ったらアンビバレンスな情を引きずりながらも「one california day」を観て来ました。

もうちょっとサーフィン以外の部分が見れるものだと期待していたんですが、

one california dayというよりは

one surf day in californiaと言った方が合うような気も、。

でも、波乗りの歴史的な部分では僕が今まで観たどの作品よりも詳しく

より美しく描かれていた気もしました。

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っていうかその前に行ったスシ屋がインパクトあり過ぎて、

one california dayよりone california rollの方が上回っちゃいました、笑。

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※「cafe sushi」は在日日本人の重要文化遺産に指定されています。
※※いつの間にか閉店されているようです

taking a break.......

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地上は雨でも雲の上は晴れ、のはず
ホントかな?っていつも思うけど、いつだって雲の上は間違いなく快晴
そう思うとこの憂鬱な雨もちょっと良く見えてくるから不思議

羽田空港で初めてエアポートラウンジを使いました
無線LANが使えて快適です、って思ったけど
ラウンジの外でも全然繋がりますね。
外ならもちろん無料です。ipod touchは繋がるかな?

阿嘉島

3月くらいからなんとなく沖縄に行きたいなぁ、ってぼんやりと思っていたんですが、僕はダイビングをするわけでもないし、クジラを見るシーズンには遅いし、これといった理由がなかったのでまぁその内いつか行けたら、、くらいに思っていたんですが、ある日知人がブログで家族旅行で沖縄(阿嘉島)に行っていた時のことをアップしていて、その写真がまた凄く良くて、それですぐに僕もこれだって、これやりたい、って思って行くことにしました。

でも航空運賃のこととかを考えるとそんな安易すぎる理由だけでは直接的な原動力にはならず、他になにかあったら、、と思っていた時に耳に入ってきたのが Soul Set のライブでした。この一押しは大きかったです。あっという間に日程まで決まってしまいました、笑。

阿嘉島は凄く良かったです。ダイビング以外はあまりすることがないので人との出会いとかが僕の場合メインになってくるんですが、今回は一人旅だったので見ず知らずの人と話す機会が誰かと同伴で行くときよりも格段と増えました。まあ、意識してそうしてたんですが本当に様々な人といろんな話しをしました。普段、日常ではまず出会わないであろう人種と交流を偶に持つと新鮮だし、為にもなります。その時にその場に居合わせる確率って凄いなと思うと、たわいもない会話の中にも何かあるんじゃないか、なんて深読みしたり、、。

中にはなんだこいつみたいな人もいましたけど、今回はそういう人とのやり取りも含めて楽しめました。まさか知らない人達と一緒に呑んだりするなんて思ってもいませんでしたし、、、。民宿で会ったのは本格的なダイバーの人とか、老夫婦ダイバーズカップル、一人で素潜りに来てる変わった人、あとは神奈川の現役ナース三人組に埼玉の元ファミレスのウェイトレス三人組、その他数人。ほとんどみんなリピーターの人ばかり。

この時期(6月の後半、梅雨が明ける直前)が通の人に言わせると狙い目らしいです。梅雨だから雨も偶に降るけど沖縄の雨は通り雨みたいだからすぐに止むし、宿とか船はオフシーズンプライスだし、何せ人が全然いない。。だから何かしたい時には事前に予約を入れてなくてもすぐに出来ちゃう。その時の自分のコンディションから生まれる自然な流れの中で起きる出来事やちょっとした出会いは大切に思えてきます。旅中、限られた時間の中でインスピレーションに任せて動くのは難しいかもしれないけど、旅の時期とかを上手くコントロールすればそういう環境ぐらいは自分で作れるのかな?沖縄に来るならまたこの時期に来たいです。

ダイビングはもし出来たらくらいに思っていて、着いてから宿の人にどこか空いていないか探してもらったら、South Breeze というとてもナイスな夫妻が営んでるダイビングサービスを紹介してもらってあっさりとこなすことが出来ました。初ダイビングはこちらで本当に良かったです。是非またお世話になりたい。

ダイビングの行為そのものも楽しかったんですが、潜った時に見た光景は凄すぎました。正に別世界。様々な生物が共存していて、食物連鎖があって、朝がきて夜がくる。。目の当たりにするとよく出来過ぎたCGの世界みたいでした。

潜ったスポットが良かったらしいです。後で知ったんですが今回潜った場所は熟練ダイバー達の間でも穴場的なエリアらしく、そんなとこにいきなり体験で潜ってしまって、、、次はどこに潜ればよいのやら。。。

でも正直、海底10M付近でちょっとしたパニックになりそうでした。トータルで40分くらい水中にいたんですが、ふとした時に魔が差すというか、身体的に疲労を感じているとか息苦しいとかではなく、ちょっとだけ水面から顔をだしてリセットしたいなんて瞬間がまれに訪れるんですが、それが出来ないんですね、急に浮上するとキケンらしく。そうすると精神的にどうしよう、って。別にどうもしなくても平気なんですけどね、普通に考えてみたら、息は出来てるわけだし。でも普通じゃないんですよね、水深10Mに何10分も潜っているなんて。なんて血迷っているとインストラクターの方がほら、あっちになんとかの魚がコケを食べているよ、なんて気をそらしてくれる。そうすると僕もおっ、よくも起用にあんな岩肌からツンツンと食いちぎるな、写真でも撮るか、なんて気になってくる。その繰り返しでだましだまし潜り続けていました。

ダイビングスクールって何を学ぶかといったら海中奥底でいかに平常心を保てるようにするからしいですね。鍛えるのはメンタルな部分だと。場数を踏んで慣らしていき、水深を深めていくのだとか、。

一回軽く潜っただけで満たされてしまい、あとは島を自転車で探索したり、誰かがどこかに行くのについていったりして、基本的にだらだらと過ごしました。みんなこの何もない島でどうやって楽しんでるのかなって。知らない土地ではまずは郷に従い、その中から自分の好みを見つけていくことがあります。結局阿嘉島では雨には一度も降られませんでした。

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泊まっていた民宿トゥーラトゥの三階デッキ。
居心地が良くて、外出か部屋で寝ている時以外は大体ここで昼寝したりユンタク(おしゃべり)して過ごしました。

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この辺でよく見かけるタイプの家屋。門に扉はなく、庭があって塀があって家がある。
島に土着した先人の編み出したオリジナルスタイルなのかな?

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阿嘉島はほとんどが森林原野に覆われていて集落はここ一つ。人口約350人の素朴でのどかな島。
ハイシーズンになるともうちょっと賑わうのかな?

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島では一番人気の北浜。北浜と書いてニシバマと読みます。このシーズンは空いて
いて(というか誰もいない?)プライベートビーチみたい。

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こちらも天然記念物の慶良間鹿。慶良間鹿と書いてナオヒロックと読みます。
元々は夜行性らしいですが、お腹が減ると明るくても人前に出てくるみたい。

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一緒の宿に泊まっている方達と、ござを敷いた軽トラの荷台に乗って海に行き、そのまま海を見る。

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と、その瞬間、ゆったりと泳ぐウミガメの姿が橋の真下に

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天城(アマグスク)展望台からのパノラマ。左から阿嘉港、阿嘉大橋、正面左には慶留間島、右にはサクバル奇岩群。

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SonyのP2という何年か落ち?のカメラとハウジングを引っ張り出して水中撮影に挑みました。
まだまだ良く写ります。でも実物はもっとキレイ。

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日没直後の阿嘉港。日中は漁船やダイビングに行くボートが引っ切りなしに出入りしています。
僕もここからダイビングに出かけました。

tokyo no1 soul set live in 那覇

阿嘉島から那覇に入った時にはすでに日は暮れかけていました。国際通りで軽く夕飯を済ませ、差し入れ用に泡盛を買って、そしてすぐに会場へ。東京から来た人達に会うと表情が緩んでしまいます。って、まだ三日した経ってないんですけどね、東京を出てから。でも地方ででいきなり友達に会うと何故かそれだけ愉しくなります。仕事ではなく単純にライブを見に来てるから、というのもあるのかな?

ライブの後のことは正直あまり覚えてないです、笑。打ち上げの処でマイ箸を忘れてきたことは覚えてるんですけど、、。今度の箸は呑んでも置き忘れないよう目立つものにしようって、西表の鮨屋で呑んで店を出るとき、割り箸を持って帰ろうとしたときに思いました、、、。

那覇から飛行機で石垣島までWebチェックインというサービスを使って行ったんですが、あれ、便利ですね。ネット上でチケットを購入し、同時にチェックインまで済ませてしまう。後は空港に行ったら携帯に準備しておいたバーコードを何カ所かでかざせば機内まで完全にスルー出来ます。席は早い段階で自分で決めておけるので好きなとこに座れるし、時間がなくてギリギリなんて時、離陸寸前に着いても滑り込みセーフ?出来そう??でも結局この時間の短縮分を計算して遅れたりするので、乗れない時は乗れないんでしょうね、きっと。。

那覇では首里城に行きたかったんですが、今回は時間がなくて行けず仕舞いでした。でも全部やり尽くしちゃうと次回来たときにやることがなくなってしまうので、楽しみはとっておきます。前だったらいかにいろんなことを詰め込んで、効率よく任務を遂行するかみたいなとこに気を張っていたんですが、最近は少し抑えめぐらいがちょうどよく感じます。歳をとってキャパが狭くなってきたのか、それとも趣向がかわってきたのか、、、、。

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東京から来た組は僕の他にも何人かいました、こんな面子を含めて。キンちゃん、もろもろありがとうでした、笑。

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Soul Set のライブ前、ステージではリリーさんが弾き語りをしています。
楽屋ではみんなみんなまったり。

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チームもうお酒は飲みません、素敵ですね。僕も稀に禁酒はするけど
あまり長続きはしません、、、。

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ライブ中、楽屋に一息つきに行くとこんな光景が、。

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次、僕の似顔絵もお願いしていいですか???  が、右上のプロフ画です。

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ライブはいろんな角度から見るのが楽しいです。

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熱い音、熱い客、熱い夜。。凄い熱気でした。Soul Set はアウェイで見るのが好きです。
その土地その土地の熱を共有できるのがいいです。

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ツアーの最終日です。東京はあえて見ないでこの日だけ見ました。
あらゆる意味で文句なし、最高な一夜でした。

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隠れ家的な店で打ち上げ。

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夜中にはカワナベくんの DJ set でもう一盛り上がり。充実の一日でした。

西表島

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沖縄の言葉ではアカバナー(ハイビスカス)。赤とか黄色とかビビッドな色のはよく見たけど、こんな地味な色のは初めて

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西表で唯一の鮨屋、初枝。こちらの大将がその日に獲ってきた島魚を握ってもらえるんですが、この日はミーバイ(ハタ)が美味しかったです。

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ユツンの滝の上から見下ろすツアーガイドのNOBUさん。これからこの絶景を見ながらNOBUさんの奥さん手作りの昼飯。

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川の水だから冷たいだろうと思ったけど、直射日光に晒された岩盤の上を流れてきているのでさほど冷たくはなかったです。

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島のそこらじゅうでこういう廃墟を見かけます。取り壊されてる最中のもいくつかありました。暗がりの中で見るとちょっと不気味。

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注意して見てたんですけどね、イリオモテヤマネコ。今回は出会えませんでした。。。
冬期が繁殖のシーズンらしく、目撃のチャンスも増えるらしいです。

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スコールの後の朝靄、日の出寸前です。この後に虹が見えました。

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日の出は真東に面する中野海岸に見に行きました。島を後にする最終日の朝、やっと島のバイブスにも慣れてきたころ、、。

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港からすぐの新八食堂の野菜そば。見た目より全然美味しいです。僕はここのそばと初枝の鮨があればあとは何もいりませぬ。

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西表では都バスが普通に走っています。これを見る度になぜかホッとするけど、冷静に考えたら?? 
当然だけどこれに乗っても東京には帰れません、、。

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天然記念物クロッシング。こちらはセマルハコガメという陸亀みたいです。
車に跳ねられないように歩道に上げてあげました。

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西表で一番栄えてる?ダウンタウン上原です。西表では路駐は逆車線にするのがマナーなので気をつけましょう。

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帰り、石垣島から那覇までの飛行機の中から慶良間諸島が見えました。真ん中らへんの一番大きな島が今回最初に行った阿嘉島です。
那覇から西に40km。

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