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Title: the darjeeling limited

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「ダージリン急行」を観て来ました。この映画は前から気になっていたけど自分がちゃんと向き合えるニュートラルな状態の時に観たかったので、ちょっと溜めてから観ました。 バッチリでした。
僕が今求めているものがほどよく描かれていた気がします。

ウェス・アンダーソンの作品を観るのは「ライフ・アクアティック」に次いで二作目ですが、その二つの作品に共通していると思ったのは、説明らしい説明が少なかったり不条理でコミカルなストーリー展開だったりで一つ一つの台詞やアクションの意図しているところが不明瞭な時があるけど、それを敢えて不明瞭のままにしておき全体の解釈は観る側に委ねている所なのではないかと、。

作り手側が伝えたいものと観る側が酌み取ったものとがある程度合致した時は面白かった、いい映画だったと思うだろうけど、それが合致しなかった場合はちょっと肩すかしをくらったような印象を受けるかもしれませんね。なので、その時の自分の状態や気分によって作品の評価は大きく変わってくるような気がするのですが、、?

あと、カメラワークが面白過ぎです。小気味のいいパンニングや絶対的な構図などは監督のセンスが光る重要なエレメントの一つでもありますね。マンガがそのまま実写になったみたい。

そしてこの映画の為に特別に製作されたルイ・ヴィトンのバッグ群、存在感大ですね。その扱いもまた笑えます。この映画にはそういった笑える要素がたくさん詰まっているけど爆笑させられるとかではなく、全体的に一貫した落ち着いていてオフビートだけと品のいいユーモアは極めて巧妙で、滑稽というより良く出来てるなと関心させられてしまう。

カレー以外にこれといった興味もないからインドじゃなくてもいいけど、無性に何処かに自分探しの旅に出かけたくなってしまいました、笑。僕が今スピリチャル・ジャーニーに行くんだったらアリゾナのセドナとかかな?

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