
70'sにハーレムに実在したギャングスターの成り立ちを描いたリドリー・スコット監督の長編映画。
キャスティングは勿論のこと、衣装やセットのデコレーション、カメラワークやライティング等、どれを取ってもトップクラス。ただギャングスタービジネスに焦点を置いているわけではなく、デンゼル・ワシントン演じるフランク・ルーカス(黒人初の大物ドラッグディーラー)とラッセル・クロー演じるリッチー・ロバーツ(フランクを捕まえる麻薬取締官)の二人の人間性をプライベートを通してパラレルに進行させ、更に当時のアメリカの情勢を実際のビジュアル資料と共にインプリントすることによってギャングスター映画に興味がなくても見応えがある作りになっている。
実話に基づいた話ということですけど、フランク・ルーカス当の本人はあるインタビューで、20%がホントで残りはフィクション、と語っているみたいです。でもデンゼル・ワシントンの演技にはそうとう納得がいっているのだとか、。
この映画、2時間40分もあるのに間延びしている感が全然なく、それなりの題材を扱っているので逆にちょっと巻き気味?なテンポでストーリーが展開していくのもあってか、決して長く感じなかったです。久しぶりに完成度の高い映画を観たと感じました。